邪魅の雫、冥談、西巷説百物語@読了。

まだ「死ねばいいのに」が未読で手元にありますが、京極夏彦小説を大分読み進める事が出来ました。
(暑くて外に出る気力が無い)
(クーラー代がかさんで怖い)
(あ、「厭な小説」を忘れてた)


邪魅の雫
<感想>
これで漸く京極堂シリーズに追いつく事ができました。
ただ、「こいつとコイツと此奴が同一人物で動機は解らないけどこいつが犯人!」と何の根拠も無く思ってしまい、結論として正解でした。
ちょっとワンパターン化?して来ちゃってるのかもしれない。
(そういえば前作の「陰摩羅鬼の瑕」も凄く解り易かった)
面白いかどうかというより、止められない事件という無常感がひしひししてました。
面白ポイントは、傍から見たら(益田目線)、京極堂と関口は普通に仲良しです。
(本人達の意図は異なるが)
(幼馴染組も普通に仲良しだよなあ)


冥談
<感想>
現代を舞台にした京極作品って、正直ちょっと面食らいます。
というか、現代劇なのに文体が現代っぽくないから!
タイトルが冥談というだけあって、短編全部が怪談なのですが、「こういう風なシュチュエーション怖いよね、どう?」が先行して伝わって来て、却って怖さが伝わらない。
というか、ホラー大賞小説とか読んでもそうだけど、小説読んで「怖い」って基本的に思わない。
というか、小説で「怖い」って読み手に感じさせるのって相当難儀。
どういう時に怖いって思うだろう。
「後味が悪い」と「怖い」は違うと思うのです。
(小さい頃は「寺田輝夫のおばけ話」でも十分怖かったが、あれは挿絵に怯えていた気がする)
(その挿絵も今見れば全く怖くないのだが)
$こんな感想はゆってはいけない(改)- 
面白かったか面白くなかったかで言えば――ううむ。どっちでもない?


西巷説百物語
<感想>
主人公が又市や百介ではなく、林蔵。
漸く林蔵のビジュアルがハッキリしました(総合すると狐っぽい顔らしい)
もっと早くハッキリさせててくれると、非常に助かるのだが…
これはかなり面白かったです。あんまり突飛な事しませんでしたし。
巷説百物語にはずれ無し。
毎回パターン決まってるので、そんなに構えて読む必要も無く、楽です。
また、林蔵は割と普通の格好してるので、江戸東京職業図典だの図説江戸大道芸事典だの引っ張り出して来なくて済みます。
(というか又市さんの格好、却って明らかに目立ち過ぎるのではと)
全体的に面白いのですが、ただ、最後に百介さんと又市が出て来るのですが、彼らのラストが前々作で既に書かれている分――どうにも切ない。
(個人的感傷)
(また、百介さんがはしゃぎ気味なのが余計に…)



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