「死ねばいいのに」「私の家では何も起こらない」読了

死ねばいいのに/京極夏彦
死ねばいいのに/京極 夏彦
殺人事件モノ。
面白かったです。
スッキリしない話ですが、スッとはします。
例えるとすると、「高価な電化製品共を百均で買ったドライバー1本で解体していく」爽快感に似ています。
揺るがない単純さによる複雑な理屈の解体、それによって暴かれる作りの脆さ。
そして、やっぱり現代劇なのに心の中のつぶやきがどこか時代がかってる。
俗物故に生きていける。悟りの後には何もない。そんな印象です。
おもしろかったです。



私の家では何も起こらない/恩田陸
幽霊屋敷モノ。
バックボーンは全て繋がっている短編集。
怖くはないです。
(単に、小説表現での「怖さ」に愚鈍)
日本が舞台なのかと思っていたら、外国が舞台でした。その辺りが一寸解り辛い。
日本の話と思うのと、外国の話だと思うのとじゃ随分印象が違ってしまうので、もっと早く外国が舞台だと暗示して欲しかった。
全10本構成なのですが、兎に角、3話目「我々は失敗しつつある」の解釈の仕方が判りません。
どゆこと、コレ。この人たちは何なんですか、そもそも、生きてるのですか、死んでるのですか。始めからですか、途中からですか。人形って何ですか。誰が人間なんですか。
基本的に、ある意味、犯罪を犯した人にしか制裁が行ってない感があるので、その辺は楽に読めますが…
面白かったです。やっぱり外国作家の怪奇短編集の日本語訳より、解りやすい。


最近に読んだ怪奇短編集
鼻のある男 イギリス女流小説怪奇短編集
「仲介者」メイ・シンクレア著が面白かった。
青い蛇 トーマス・ウォーエン
面白い50%、意味解らん50%
赤い館 H.R.ウェイクフィールド
結構面白かった。
デ・ラ・メラ幻想短編集 W・デ・ラ・メラ
面白さが解らなかったので途中で挫折しそうになった。

…羅列すると、案外そんなに読んでなかった。
今度はビアス短篇集を読んでみたく思う。


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