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「心霊特捜」「異形家の食卓」読了

この二、三日に訪れた、文章に対する飢えは何だろう。
とりあえず、図書館に行って、タイトルで惹かれた本を借りて帰る。

そうすると、心霊系かホラー系に偏るという自体に陥る。
(ダメじゃないか)
(でもそういえばそもそもそういう人だった)


 異形家の食卓 田中 啓文

グロとエロは共存出来ても、恐怖とエロは共存出来ないんだなぁと思いました。
つまり、グロとエロでした。
というか、ほとんどグロでした。
いや、グロでした。
すみませんこれグロです。
グロと恐怖は共存できるのか?
「気持ち悪い」と「恐怖」はイコールではないと思う。
グロい事によって「うげぇ」とはなるけど、それは「気持ち悪い」の域であって、そこに恐怖を感じるには「自分もしくは感情移入している人物に危害が及ぶ可能性」という条件が必要だと思う。
だから、ただグロいだけじゃ恐怖と共存してないよねぇ。
だから、これは恐怖小説じゃなくてグロ小説だよねぇ。
時々エロが入るから、余計に全然怖くないよねぇ。
というわけで、これはグロ小説短編集です。
面白いか、面白くないか――うーん、ふつう。
怖い話を読むなら、確かに前回読んだ恩田陸の「私の家では何もおこらない」の方が断然上手い。
そもそも、恐怖ってなんだろう(毎回わからなくなる)


 心霊特捜/今野 敏
今野敏は、「闘人烈伝 格闘小説・漫画アンソロジー」に載ってる短編「バーリ・トゥード」しか読んだ事がなく、そしてそれが面白かったので、何時か読もうかなと思っていた小説家でした。(賞取った「隠密捜査」はガン無視ですか?)
で、心霊特捜、これは結構面白かった。
毎回、起きる事件の霊的部分を担当して捜査する課(R特捜班)のおはなし。
R=霊。なぜそこ日本語なのです。ゴーストのGで良くないか。
キャラクターもはっきりしていて、解りやすい。
話も軽くて、楽に読める。酷い展開にならないので、心に優しい。
心霊とはいえ怖くは全く無い、むしろ、人情話寄り。
霊能者が主人公の小説にありがちな「頭固い人が端からバカにしてくる・全く信じてくれない・けんもほろろに扱われる」というお約束が全く使われないので、一寸肩透かしを食らうがストレスは溜まらない。R特捜班の霊能者達は結構良い環境で働いてると思う。
あと、「凶悪な霊が事件の全ての元凶で、それをスーパー霊能者達が派手にやっつけて事件解決します!」といった感じじゃないのも良い。日常的な事件に、ちょこっとだけ心霊が絡んでて、その絡み部分だけ解決しますといった、事件の本筋に決して入っていかない(いけない)展開が、R特捜班の特異性を表現していると思う。本筋に入っていかない分、加害者被害者の葛藤や悲惨さは描かれないので、事件を軽く感じてしまうけれど。
でも、霊的なものとの付き合い方って、その位の軽い重要度で丁度良いんなじゃいかなと思いました。
続編は出ないのだろうか。



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