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真・ク・リトル・リトル神話体系1~3巻読了。


新編 真ク・リトル・リトル神話大系 /H.P. ラヴクラフト


H.P. ラヴクラフトの作ったク・リトル・リトル・神話(=クトゥルフ神話)から発生した本人含め諸作家の作品を集めたアンソロジーの新装版。
アンソロジーで短編集だから、1冊につき1~2本面白い話があれば良いやと思って読みました。
クトゥルフ神話系の話って、基本的に「深海から化物来た!」「宇宙から化物来た!」「異次元から化物来た!」の3パターンです(身も蓋もない言い方)
あと、みんな古本屋とか図書館とか司書とか小説家とかの設定が大好きっぽい。


1巻で面白かった短編:「夜歩く石像」 F.B.ロング
登場人物…アルジャノン・ハリス(マンハッタン美術館考古学部門責任者、26歳)、クラーク・ウルマン(調査員)、スルコッド美術館館長、シェー・フー(中国人)、ヘンリー・C・アルベール博士(眼鏡)、ロジャー・リトル(元犯罪調査員、顔に生気が無くて殆ど真っ白)
モンスター…クァウグナール・ファウグン
ストーリー…クラークがウァウグナール像を未開地から美術館に持って帰って来たんだけど、実は像は生きていて夜な夜な生き血を吸う化物で、アルジャノンとアルベールとロジャーがダイム・スペース・マシンでやっつけました。
感想…霊能者で心理学者であって知識人で発明家で冷徹で頼もしくて頭おかしいとかロジャー万能過ぎる。アルベール微妙に何しに出て来た感。説明された文章を読むと、どうにもウァグナールは間抜けな見た目しか想像できない(鼻が大きい時点で何となくアウト)。とにかく途中から出て来た万能ロジャーが全部持ってった。
ラスト、アルジャノンとロジャーがちょっと仲良くなってるっぽいのがチョイほのぼのします。

2巻で面白かった短編:「嘲笑う屍食鬼(グール)」 R.ブロック
登場人物…現在は隔離病棟にいる元精神科医(主人公)、アレクサンダー・ショパン(ニューヨーク大学教授)
モンスター…屍食鬼
ストーリー…精神科医は患者のショパン教授に「化物がうようよいる場所に通じる道を降りる夢を見るんですが、その入り口が現実にあったんです。お願いだから一緒に行ってくれ」と言われて行ったら、ホントにあったので精神科医だけ逃げました。
感想…最後、ショパンが本当に屍食鬼になって駆け上がって来ていたのならまだ救いがあるが、実は必死で逃げて来て「やったー出口だ助かったー」との改心の笑みを浮かべていたのに、恐慌に陥っていた主人公が勘違いしてその鼻先で入り口を閉めたのなら、超悲惨。そしてポー的。

3巻で面白かった短編:「セイレムの怪異」H.カットナー
登場人物…カーソン(恋愛小説家)、マイケル・リー(オカルティスト、隠秘学研究家)、アビゲイル・プリン(魔女)
モンスター…ニョグサ
ストーリー…小説家カーソンは、死してなおニョグサ召還による市民への復讐を企むアビゲイルに知らず操られてしまうが、オカルティストのリーに助けられました。
キーワード…死霊秘宝(ネクロノミコン)、エジプト十字架、ヴァク=ヴィラジの呪文、ティクーンの霊液
感想…リーの描写「長身痩せぎすの男、鉄灰色の太い眉毛に灰色の鋭い目、痩せて肉のそげた顔ではあるが、皮膚の張りは良く皺ひとつ無い」から、カーソンによる描写「抑揚の効いた耳に快い声、意志の力を感じさせる貌、人を惹きつけて離さぬ魅力――」べた褒め過ぎる。カーソン恋にでも落ちたかと思った。それにしてもリーのヒーローっぷりが半端無い。

「触手」H.カットナー
登場人物…ジーン(主人公)、ヘイワード(怪奇作家、長身痩躯、黒髪)、ビル・メイスン(友人)
キーワード…「妖蛆の秘密」「時間遡行薬」「ヴァルヴァトス」
ストーリー…友人のヘイワードに呼び出されたジーンとビル。彼の別荘に行ってみたら、ヘイワードは小説のネタの為に禁書「妖蛆の秘密」に書いてあった「時間遡行薬」に手を出した為、異次元から太古の化物を召還してしまった事を2人に告白しました。おかげで3人とも化物に包囲された別荘から出る事も出来ず、結局ビルは飛び出して化物に殺されちゃうし、化物はビルを生贄にした事によって異次元の扉を完全に開いて現世に攻め込もうとしてくるしでジーンとヘイワードは超ピンチに。しかしヘイワードは前世で化物と敵対した神ヴァルヴァトスの大神官だったので、薬の効果でヴァルヴァトス召還呪文を唱えて化物一掃して一件落着。
感想…前世大神官でしたとかヘイワードが一人騒いで一人で解決しちゃってジーンとビルがトンデモ友人の所為で超巻き込まれ災難蒙ったようにしか見えない!特にビルなんか死んじゃってかわいそうすぎる。まだ実はジーンのが前世で大神官でしたとかだったらジーンの必要性もあった気がするが。ヘイワードの一人勝ち。

$こんな感想はゆってはいけない(改)マイケル・リーに夢見ちゃえば良いじゃない(ダメだろう)
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