漸く念願の「キック・アス」を見たけれど、

男:「てめぇ頭おかしいだろ!その馬鹿の為に死ぬ気か?赤の他人の為によ!(the fuck is wrong with you, man? You'd rather die for some piece of shit that you don't even fucking know?)」
キックアス:「3人がかりで1人をリンチ、みんなはただ黙って見てる、僕にはそれが許せないんだ!僕は死んでも構わない、かかって来い!(And three assholes, laying it in one guy while everyone else watches? And you wanna know what's wrong with me? Yeah, I'd rather die... so bring it on!)

私がグッと来たのはこのシーンだけでしたというオチ。


個人的面白かった度☆☆☆☆☆
家族と見て無難度★☆☆☆☆
相方と見て無難度★★★☆☆
友人とキャッキャ言って見る無難度★★★★☆
(私の場合は始終苦虫を噛み潰したような顔をして見ているので友人とは見られない)

前評判から期待し過ぎて見ちゃったのがいけなかったのか。
期待しすぎちゃって見ちゃったのがいけないんだな。
私には合いませんでした。

私がキックアスをヒーロー然としていると思ったのは、上記のシーンのみ。
自分に力が無いのが解ってても、ダメな事をダメって言えたあの一瞬のみ。
あとは、普通の高校生が、何かしらの免罪符によって銃で人殺ししても何も感じなくなるまでの成長ストーリーじゃないかこれ。
すごいこわかったです。
流石銃社会。相変わらず銃が正義。
悪役が仲間が殺されて悲しむシーンが中途半端に入ってるので、彼らが死んでも爽快感ゼロなのはワザとか。ワザとそう作ってるのか。
ビック・ダディは普通の復讐鬼。復讐したいなら周囲を巻き込まずに一人でやれ。ヘタに仲間を欲しがって大立回りをするから~…復讐の仕方が下手だった故の自滅に見えた。しまった同情できない。
ちっちゃな女の子が困ってるのを見捨てておけなかった人が殺されてるのを見て「わーヒットガールかっこいー」とか思えないですごめんなさい。というか殺すのも殴るのも躊躇無いヒットガール、え、あれかっこいいの?ワー身体能力高いねースゴイねーとは思うが格好良いとは思わない。
レッド・ミストもパパに認められたかっただけで色々やってたら初めて友達できてちょっとわーいとか思ってたら友達殺すって言われてショック。でも何もしない。でパパ殺されたのでパパの後を継ぎます。しまったこいつも頭弱い。

ヒーローどうのこうのいってコスプレしてるから惑うけど、普通の高校生がギャングの抗争に巻き込まれただけの話じゃないのかコレ。

ヒーローについての結論といえば、「ヒーローは自分がリア充してないのでヒーローしていられるのであって、リア充してる普通の人はそれを守るのに手一杯だから他人の事はほうっておくんであって、それが現実で、そしてそれで良いんだよ仕方ないじゃん」でした。
言っちゃった~。あーあ言っちゃった~。その通りだけど言っちゃった~。
まぁそれで映画が終っちゃ身も蓋もないので、その後キックアスはすごい武器を装備してヒットガールの加勢に行くわけですが。まぁ凄い武器が無かったら簡単に殺されますからねキックアス。結局正義の決め手は火力の差でした。
さすが銃社会~(棒読み)

正義ヒーロー物だと思って見ちゃダメですね。
復讐劇のお話でした。



【追記】
――と、映画を見てこの何ともいえぬ感じに「……」と思っていたのですが、
原作と映画の違いを説明されている方の記事を発見し、全てが氷解しました。
あぁ、そういう事だったのか!
この違和感を感じた部分、全部映画の改変だったのか…!

記事はこちら>>>ヘボログ「キックアス! 映画と原作の相違点、のはなし」 [シネマ・はすらー]
ありがたいことです。

この原作のまま映画だったら、私の評価は違ったかもしれない。
原作に俄然興味が沸きました。

キック・アス (ShoPro Books)

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