映画感想「ザ・バッド」「アバウトタイム」「アイ・フランケンシュタイン」

ブログ用2


個人的には「ミセス・マロリーと魔法のスパイス」は面白くて大好きな映画なので、自信満々で友人に勧めたところ、感想を聞いたらそこまでじゃなかったとの言。
なぜかな?と思ったら、表紙とタイトルで「マロリーという女の人がインド料理屋を開いて孤軍奮闘する話」だと思ってしまったからだそうです。
確かにイメージと実際が違うと、そこまで評価高くならない要因になりえる。プリンだと思って茶碗蒸し食べたら美味しく感じないのといっしょ…
マロリーはそこまででもなかったと思ったけどな…なかなか難しいです。
この現象は映画にもお客にももったいないので、表紙とキャッチコピーと予告編は、なるたけ内容にそって頂けるとありがたいです。


・ザ・バッド
・アバウトタイム
・アイ・フランケンシュタイン



 ザ・バッド

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
クリストファー・ウォーケン、モーガン・フリーマン、ウィリアム・H・メイシーが共演したクライムアクション。美術館の警備員を務めるロジャーら3人は、新館長の就任に伴い展示から外されることになったお気に入りの美術品を盗もうと画策する。


個人的に面白かった度★★★☆☆
人と見て無難度 ★★★★★
アクション度 ☆☆☆☆☆
コメディ度 ★★★★☆

――と書いてる側からこのDVDパッケージです。
ブルース・ウィルスのやはり年配者ががんばる映画「RED」をどう見てもまねてるタイトルとDVDパッケージですが(モーガン・フリーマン被ってるし)…
 ←コレ
REDと同じカンジだと思って視聴してしまうと、大ヤケドします。
アクションなんて無いですよ!
おじいちゃんたちがゆるくがんばる、ゆる~いコメディ映画ですよ!
内容紹介の「クライムアクション」を本気で期待して見てしまうと、全く面白く感じませんよ!
クライムどころか、むしろ、ほほえましい系の映画です。
これは、この邦題とパッケージで便乗商法をしようとしたのかな?な日本側の罪です。
美術館で何十年も警備員として働いてきた3人が、各自とても好きな作品があって、その作品が自分達の美術館から御役御免とばかりにデンマークの美術館へ飛ばされるのに耐えられず、美術館が要らないなら俺たちが偽者と入れ替えて盗んじゃうぜ!とゆるく右往左往あたふたするストーリーです。
今まで真面目に生きてきて盗みなんかしたことないので、計画は行き当たりばったりだし、手順は拙いしで見てるこちらがハラハラします。
ウォーケン演じる主人公ロジャーが、なんだかんだで奥さんの事が大好きなのも微笑ましい。

ただ、私はラストがよく理解できなかったのですが、本物と贋作、実際に入れ替えは成功してたのかな…?
ロジャーが好きだった絵に関しては、疑問が残りました。
絵の到着した先のデンマーク美術館の警備員が、贋作のはずのロジャーの絵に恋に落ちていた事と、ロジャーがラストではそこまで絵に執着していなかった事が気になります。
ひょっとしたら、「思い入れ=絵の魅力」「贋作でも誰かの特別な絵になり得る」という意味のラストだったのかもしれませんが。
うーん…その辺りは、見てる人の想像におまかせします、ということなのかしらん。




 アバウト・タイム~愛おしい時間について
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督の引退作となったラブコメディ。イギリスに住むティムは、21歳の誕生日に父からタイムトラベル能力があることを知らされる。


個人的に面白かった度★★★★☆
家族で見て無難度 ★★★☆☆
ラブコメディ度 ★★★☆☆
家族愛度 ★★★★★

ラブコメディ…なのかな?DVDパッケージからだと主人公カップルしか出てないのでそんな印象を受けますが、予告や本編を見ると、どちらかといえば、「ラブ」というより「愛」で、「恋愛」というより「家族愛」でした。
主人公ティムと恋人だけの関係より、ティムと家族、特に父親の関係の方がメインに感じました。
ティムと彼女のエピソードが、出会い方的には苦労するけど彼女を落とすのには苦労しない(むしろ彼女チョロくて心配になるくらい!)し、結婚してからはティムのタイムトラベルには彼女は関係してきません。
それと対象的に父親とのエピソードは常に挟み込まれてじっくり重ねてあった事が、そう感じた理由かも。
彼女はメインというより、家族の一部といったカンジ。

成人したら男性のみタイムトラベルが使えるようになる一族なのですが、タイムトラベルの概念がいまいちわからず混乱。
自分が思い描ける自分の経験を念じたら、その時代に戻れるという設定なのですが、子どものころにタイムトラベルしたら自分も子どもに戻っちゃいます。
一度過去にタイムトラベルをして過去を変えても、自分が覚えてる自分の未来に過去改変前のまま戻れる様ですし、ちょっと概念がよくわからない。
過去を変えて現代にもどったら、生まれてた自分の娘が息子になっていた、というエピソードも、過去改変を無かった事にした事にして娘に戻したのも「できるの!?」でしたが、じゃあ生まれてた息子はどうなったの?生まれてた息子は要らないの?息子はパパに殺されちゃったの?とちょっとモヤモヤ。
主人公が一本の時間軸を改変したり直したりしてるのか、幾重にも重なってるパラレルワールドを行き来しているのか…しかもパパもタイムトラベルを同時にしているので、一体何処が中心となるタイム軸なのかよくわかりません。
でもそこはこの映画が一番語りたいところではないので、「タイムトラベルできるんだー」くらいのフワッとした認識でいいのだと思います。
タイムトラベルが出来るか出来ないかは特技の問題であり大した問題ではなく、ティムが出した「いかに今を精一杯輝いて生きるか」という答えが一番伝えたいメッセージなのだと思いました。
良い映画でした。

個人的に好きなシーンは、初恋の人と再会した後、浮気パターンに行かず恋人にプロポーズした流れです。
タイムトラベルできるので、一度は浮気してダメになったら無かった事にするのかと思ってました。
ゲス展開じゃなくて良かった…




   ↓こんなカンジにあおりが入ってる作品はいまいちな事が多いのですが…
アイ・フランケンシュタイン
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
アーロン・エッカート主演、『アンダーワールド』のスタッフによる伝説の物語『フランケンシュタイン』のその後を描いたアクション。現代に巣食う悪魔と、天使による全面戦争に巻き込まれたフランケンシュタインは、己の存在意義を探し続ける。


個人的に面白かった度★★☆☆☆
意味で人と見て無難度 ★★★★★

×天使
○天使から指令を受けたガーゴイル
→ので、全面戦争感はあまり無し。
人造人間アダムも、ちょっと傷跡多めの男前なだけで、モンスター感がないのが残念。ヴァン・ヘルシングの人造人間くらいだったら愛着湧いたけど…主役作品だから仕方ないのかな。
内容紹介に「その後」とありますが、フランケンシュタイン博士が死んだ原作ラストすぐの話かと思いきや(パッケージデザイン的にも)、一瞬で200年後に飛んで現代のお話になります。ちょっと想像していた「その後」と違いました。
そのあたりで思ってたのと違って少々出鼻くじかれちゃった感がありました。現代と言っても、ガーゴイル側は全く200年前と体勢もメンバーも変わってないのですが。アダムとガーゴイルだけ時代から取り残されてる感。
アダムが始終、人造人間だからという理由でガーゴイル側からも悪魔側からもできそこない扱いされてる設定はかわいそう、なのだけど、アダムも割と「ムシャクシャしたから暴れました」という行動パターンなので「まあそう思われてても仕方ないか…」という印象。
アダムが変わるのはヒロインの科学者と出会って守るものが出来てからです。少々遅め。
結局悪魔が何をしたかったかというと、人造人間には魂が無いので、人造人間を沢山作って魂代わりに悪魔を憑依させたかった、という事でした。
それで悪魔がアダムを捕まえて研究しようとしたり、ガーゴイルがアダムを監禁しようとしたりするのですが。
生きているけど魂は無いといった考え方って、キリスト教だったかな、あちらは犬猫も魂は無いって話だったはず。
生きてるものは須く魂が有り、動かない物質でも魂があったりする日本の「魂」とは若干意味合いが違うの感じがするせいか、ちょっと魂有る無い論争は皮膚感覚で解り辛いです。
結論として、アダムは魂持ってます!というオチでしたが、多分フツーに「人造人間だから当然魂は無いよ」と違和感無く思える文化圏だったらもっと感動できたはず。ここ一番盛り上がるシーンなのに…もったいないことした。
フツーに傷跡多めの人間な見た目なので、「いや…あるよね?魂」と思ってしまいました。

すっごく面白い!とは感じなかったのですが、エログロの無い以外と真面目な作りでした。家族と見ても気まずくならない映画です。





にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ



はむすたーのししゃもさん1 はむすたーのししゃもさん2 はむすたーのししゃもさん3 山口弁しろぎつね1 山口弁しろぎつね2 山口弁しろぎつね3 哀しげな犬 ヨメを好きすぎるスタンプしろぺんはんこ すずめはんこことりざむらい うさぎのもも
関連記事

Theme: 映画感想 - Genre: 映画