映画「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」~「老いて尚キレキレホームズ」を期待すると✕。

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
名探偵、シャーロック・ホームズが過去の未解決事件に再び挑むミステリー。海辺の家で穏やかな晩年を送るホームズ。だが彼には、死ぬ前にどうしても解かなければならないある謎があった。10歳の天才少年を助手に迎え、ホームズは捜査を再開するが…。

個人的に面白かった度★★★☆☆
人と見て無難度 ★★★★★
謎解き度 ★★☆☆☆
日本描写の適当さ度 ★★★★★

✕ 未解決事件に再び挑む
○ 思い出せない事件の結末を思い出す(解決済み)


■良かったところ
・原作通り、養蜂をしてるホームズ。
・ワトソンが居ないのはもう亡くなってるから。
・イアン・マッケランの心配になるほどのヨボヨボ演技。
・真田広之の丸眼鏡。

■微妙だったところ
・中国の奥地かと思ったら日本だった。
・何のために出したのかな?な原爆後の広島(しかも描写適当)
・爆心地で山椒取り(色々無知が怖い)
・映画の煽り文句と内容が合ってない。

■見るべきか見ざるべきか
・イアン・マッケランや真田広之が好き→可。
・イギリスの田舎の田園風景やインテリアが好き→可。
・おじいちゃん&子ども物語が好き→可。
・ホームズミステリーや名推理を期待→ハズレ


以降ネタバレ。

嘗ての未解決事件を解決するミステリーではなく、自分に引退を決意させた事件がワトソン君が書いた本とは結末が違うので、自分で真相を書こうと思ったけど、最近老人性の物忘れが激しくてどうしても思い出せないホームズ、というお話。
思い出せなかった事件自体は、正直大した事件ではありません。
事件自体も、当時のホームズはちゃんと解決しています。
要は、事件を解決したものの、自分の「優しい嘘を吐けない」性格のせいで事件に関わる人が自殺してしまったので、それに失望して引退したという流れです。
それを思い出す為だけに2時間引っ張りながら、やってる事は家政婦の子どもと交流したり養蜂したりで、最終的に漸く「優しい嘘」をつけるようになりました、あと家族も出来ました――というお話。
次第に家政婦の連れ子にメロメロになっていくホームズは、微笑ましくもホームズらしくなく、よっぽど寂しいのだなとも思える。
「ホームズの事件簿」というより、「頑固じいさんが子どもとの交流で丸くなるストーリーをホームズでやりました」というお話なので、「歳をとって尚キレキレなホームズミステリー」を期待して見ると、ガッカリします。
映画内でどんどんヨボヨボ化が進んでいくホームズの様は、流石イアン・マッケランといった感。
そもそも事件が起こりません。唯一推理するところが、蜂の種類。
広島の描写もビミョーだし、調べて作る気が無いなら入れなきゃ良いのにといった感。
かといって、この映画が嫌いかと聞かれれば、そうでも無い――やはりイアン・マッケランと真田広之が共演!という所が嬉しいし、イアン・マッケランがホームズを演じるというのも魅力的。老いて尚キレキレなホームズが見たかったけど、ホームズではなく「老い」がテーマなら、こういう展開も有りだと思いました。

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