「一瞬の風になれ」読了。

一瞬の風になれ」全3巻、読了。
矢張り一晩だと、小説3冊が限界でした。
そんなに難しい内容じゃないから行けるかと思ったけれど駄目。眠気に勝てませんでした。
2007年本屋大賞&第28回吉川英治文学新人賞をダブル受賞してたらしいこの本。
おもしろかった。
人死に出ないのにラスト読んで涙ポロッというのは初めてだ。
悲しいからポロッではなく、何コレ、えーと、熱さでポロッ?
あ、これがスポーツの感動?
というか、正統スポーツ青春小説を読んだの自体が初めてかもしれない。
(※私の中ではバッテリーはそのジャンルからズレている)
基本、殺人モノかほのぼのモノか幻想モノしか手を出してない私の読書履歴。

ドラマは結局未視聴なのだけれど、三浦先生は配役がウンナンの内村氏だったようだ。
しかし読んでいると、どうも若い頃の笑福亭鶴瓶が脳内を駆け巡る。
(キーワード:垂れ目、グルグル天然パーマ←つるべのあれはパーマだろう)
奇跡の勝利!とか、まさかの逆転!とか、そういうのが無くて良い。元陸上部の知人が「陸上やってた人は読むと面白いと思いますけど」と言っていたのが解る(ちなみに私はやってなかったが面白かった)
作者は女の人だけれど、男同士の結束がそんなにウェットじゃなくて良かった(女性作家が陥りがちの罠)
ラストの終わりどころは、後は読者の想像にお任せという形で、一寸守りに入ってる感があるけどまぁ妥当なとこだろうなと思う(←と言うと、また後で知人に「何故構成作家目線のうえに、上から目線ですか」と怒られる)

ただ一つ気になったところは
(以下健全な青春小説に対する感想にふさわしくない事を言っているので反転)、
中学生の頃の連(か?この過去を語られてる時点で高校1年夏だったのでそう思ったのだが)が、サイクリングで知り合った大して思い入れもない女の子と「木陰でやっちゃってる」という部分が非常にザワッと来た。連のキャラクターを表現する為の一端エピソードなのだろうけれど、まぁ年齢的な意味で(現実でどうかは兎も角、青春小説でという意味で)既に引いてるのだけど、まだこれが好きで付き合ってた相手ととかいうならまだここまでザワザワしなかったのだろうが、行きずりという部分がプラスアルファでかなりドン引き。
相手の女の子も、大学生ぐらいで中学生喰ったろ的なくらいの感覚でだったらまだ救いがあるのだが。これで女の子も中学生で相手は真剣だったりしたらマジ救われない。いや女の子も軽い気持ちだったとしても個人的には救われない。お前今まで一体何があったんだ。頭が固かろうが考え方が古かろうが断固拒否させて頂く。お前やめろよそういう事のレベル。中高生の女の子が軽い気持ちで行きずり木陰であっはんはんとか、悲しいだけだし、それにうほうほな連も尊敬できない。
このエピソードは連の男を上げるハクには為ってない。寧ろマイナス。その後、連が主人公を「童貞」と揶揄するシーンもあるが、連の方がちゃんちゃら可笑しい。
この一巻183ページ10行目のたった2行分だけで、私の心はダンサーインザダーク。
てか、別にこのエピソード無くても良いだろ。


うむ、言ったらスッキリした。
小説自体は面白いです。根岸良い奴。


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