「小太郎の左腕」を読む。

小太郎の左腕

点数を付けるなら、「のぼうの城」を100点とすると、「忍びの国」は80点で、今回の「小太郎の左腕」は60点。
個人的に、期待しちゃった分評価は低いよ!

■「小太郎の左腕」に持った印象。
・登場人物が少ない(重要人物が5人くらい。密室サスペンス?)。その割に各自そんなに人物像深くない。全員始終一辺倒。
・作者は今回は登場人物に対して厳しく行こうとしたけど非情になり切れなかった、といった印象。
・何かというと「当時はこうだった」「こいつはこうだから!」で押しちゃう。
・ストーリー展開がキャラの性格まかせ。キャラに頼りすぎてる感。
・最終的な感想=「やりにげ」


元々、少年漫画的エンタメ小説と思って読んでるのですが、小太郎が左構え銃を構えるシーンの表現は流石に漫画的過ぎてちょっと笑ってしまいました。
でも展開に漫画的熱さはないというか、キャラの性格に漫画的熱さはあっても、展開的熱さは無い。「のぼうの城」との決定的な違いはこの部分?微妙にキャラ萌え小説になりかかってる感。
登場人物の行動原理が薄いなぁと思ったのですが、「当時はこうだったしコイツはこうだから仕方ないの!」と作中で反論を許さなくしちゃってて、なんかズルイ。
11歳の小太郎の身長を何で六尺にしたのか、なんでざんばら髪にしたのか、その必要性が話から読み取れなかった。
少年漫画だと思ってサバーッと読んじゃえば良いのだろうけれど、今回のは作者がもっと大人向け小説へのレベルアップを狙った感を感じたので、そうなると少年漫画と思ってスルーしていた部分がひっかかるのです。

今後も作者読みするかどうかは、4作目が50点となるか100点となるかだなぁ…


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